Reeracoen Recruitment Co., Ltd. リーラコーン リクルートメント タイ(ネオキャリア グループ企業)
Reeracoen リーラコーン はアジア各国で転職エージェント事業を展開する企業で、
株式会社ネオキャリアのグループ企業。
ネオキャリアとは?
設立は2000年。
従業員数は 3,698名(2020年9月30日時点)
2019年9月期 の売上は553億円の人材派遣や人材紹介など人材ビジネスの日本企業。
10年前は22億円だった年商が10年で25倍に成長。
グループ企業は25社。
海外拠点はシンガポール、タイ、中国、台湾、香港、インドネシア、フィリピン、ベトナム、マレーシア、インド。
そして
Reeracoen リーラコーンはそのアジア各国すべて、つまり、シンガポール、タイ、中国、台湾、香港、インドネシア、フィリピン、ベトナム、マレーシア、インドで人材紹介ビジネスを展開している。
アジア各国で転職エージェント事業を展開するReeracoen リーラコーン
Reeracoen リーラコーンがシンガポールに拠点展開してアジアでの人材ビジネスをスタートしたのは2011年。
翌年にはタイにも進出。
その後も毎年数か国に数拠点展開して広くアジア地域で人材ビジネスを展開する。
ウェブサイトで公開している求人件数としては
シンガポールでは約150件。
タイでは約800件。
フィリピンでは約100件。
Reeracoen リーラコーンのアジア各国が保有している求人件数としては、タイが圧倒的に最大で他の国は100件から250件程度。
転職エージェントとしては100件や200件しか求人件数がない、というのはかなり少ないが、Reeracoen リーラコーンの強みはアジア各国で幅広く事業を展開していることにもある。
Reeracoen リーラコーンが紹介するタイ、バンコクでの求人案件
Job Category 職種は以下の通りに分類されている。
Engineer(Electrical/Semi-Conductor)
Engineer(Mechanical)
Technology(Materials/Chemical)
Technology(Architecture/Civil Eng/Real Estate)
Biotechnology
Medical/Welfare
Retail
Logistic
Hotel Management/Travel & tourism/Leisure
Law
Service Industry/Restaurant
Sales
Finance
Business Administration & Management
Creative
Consulting
HR
Account/Audit
Excective
Other
そしてExperience 経験の分類は以下の通り。
Inexperienced
Fresh Graduate
Junior
More than 5years
Manager
全て簡単な英語だが、ウェブサイトの表示言語を日本語に変更したページにおいても日本語での表記はない。
Reeracoen リーラコーン タイ の英語サイトでの求人件数は800件。でも、日本語サイトだと100件。その理由は?
Reeracoen リーラコーンのウェブサイトは各国版とも、日本語、英語、現地語、中国語のページがつくられている。
しかし、日本語版がベースで、その翻訳サイトとして、各言語のページがあるわけではない。

リーラコーン タイ 英語サイト 求人件数

リーラコーン タイの求人情報件数
Reeracoen リーラコーン タイ のウェブサイトで言語を日本語にして検索すると、Engishで検索した場合の求人件数から大幅に少ない件数しかヒットしない。
では、日本語サイトと英語サイトのすべての求人が違うのか、同じ求人もあるのか検証すると
日本語サイトに掲載されている求人は、英語サイトにも掲載されている。
つまり、英語サイトで検索した方が求人を見つけやすい。
ただ、もちろん英語サイトにしか掲載していない求人には、その理由がある。
Reeracoen リーラコーン タイ の英語サイトには日本人を対象としていない求人、タイ人を対象とした求人もある
例えば、
Career Advisor
という求人がある。
転職エージェントがウェブサイトで公開している求人情報は、
会社名までは公開しないで、『非公開求人』としていることが多い。
これは同業他社の転職エージェントにそのクライアント企業に営業をかけられてクライアントが契約してしまって競合が増えることをできるだけ避けたいため。
このCareer Advisorという求人に関しては、
タイで転職エージェント事業を展開する同業他社から求人依頼を受けることはないであろうから
Reeracoen リーラコーン タイ が自社採用ではないかと推測できる。
そして、その採用対象者、Requirement は
Thai nationality タイ国籍者
なので、日本人は対象ではないのです。
当然ながら、タイ語が話せる人は、タイでの転職先候補企業の選択肢が広がる
採用対象者、Requirementには、タイ国籍であることを条件とする求人ばかりではなく、タイ語を話せること、英語も話せること
という求人もあります。
例えば
Warehouse Supervisor
という求人があります。
倉庫のスーパーバイザーです。
Requirement には国籍はありませんが
English Level が Level 5 – Beginner Level
Other Language として Thai
とされています。
英語はビギナー程度で良い
でもタイ語が話せる人
ということになります。
日本語は採用対象者の要件にありません。
ということは、日本人は想定していない、日本人ではなく
英語をある程度話せるタイ人を採用対象としているわけです。
この企業は日系企業ではないのかもしれません。
日本の転職エージェントだからと言って、日系企業だけが紹介先企業であるわけではない
日本の転職エージェントが海外で人材紹介事業を行う場合、
転職エージェントの営業マンが営業をかけやすいのは
現地に進出している日本企業です。
言語の壁はないし、
その日系企業が現地で現地の国籍の人を採用するにしても
現地で日本人を採用するにしても、
現地の採用マーケットを知っているわけではないので
日系の転職エージェントに依頼した方が採用は成功しやすいでしょう。
現地の転職エージェントに依頼しようとしても、
言語の壁でミスマッチが起こるのでは、とか
ひょっとしたら騙されるかも、と慎重に検討する必要もあります。
しかし、
海外に進出している転職エージェントは
現地で現地の人材を採用して、その現地人材を中心に、現地人材を対象とした転職エージェント事業も展開しています。
クライアントは現地のローカル法人もあるし、外資系の拠点や現地法人もあって、日本企業に限りません。
だからReeracoen リーラコーン タイ でも国籍をタイ人とする求人もたくさんあるし、タイ語と英語を話せる人としている求人もあるわけです。
だから、日本人でも日本企業だけを転職先候補企業と限定せず、かつ、現地語を話せるようになれば、圧倒的に転職先候補企業の選択肢が増えるのです。
英語もタイ語もわからない、日本語だけで仕事ができる求人はReeracoen リーラコーン タイ にあるのか?
海外で生活したいなと思っているけど、日本語しか話せないし、英語を勉強する気もタイ語を勉強する気もない、という人でもタイで仕事が見つかるのか?
Reeracoen リーラコーン タイ のウェブサイトでの求人検索は
採用対象者が
日本語だけしか話せない人
英語はビギナーレベル
タイ語はビギナーレベル
などの言語レベルでの検索ができるようには設計されていません。
前述のとおり、
英語が話せる人は、English ページでの検索をすれば
英語が話せる人を前提条件とした求人がヒットします。
そして、逆に日本語サイトで検索すると
English ページの求人件数よりは大幅に少ない求人検索結果となりますが、
すべて日本語で書かれた求人概要が表示されます。
つまり、日本人か、日本語堪能な外国人が対象なので
日本語しか話せない人は、日本語サイトで求人を検索することになります。
英語サイトの求人件数約800件に比べると、日本語サイトの求人件数は約100件と少ないながらも、職種別で最も求人件数が多いのは営業。
ついで営業事務や総務人事などの管理部門。
そして機械系のエンジニアなどです。
Reeracoen リーラコーン タイ の日本語ウェブサイトですべての求人情報をチェックしたところ
日本語だけしか話せない日本人の求人はたったの4件。
英語もタイ語もわからない、日本語だけで仕事ができる求人とは?
【語学不問】日本クオリティの料理をタイに届ける!日本人経営の中華料理店の料理人
【英語不要・未経験者歓迎】データ入力スタッフ
【英語力不問/パートタイム可】コールセンタースタッフ
この中で一番給与が高いのは、実は料理人の求人で6万バーツ、約20万円。
データ入力の仕事は2万バーツ、約6万5千円。
コールセンターの仕事は2万バーツと3万バーツ、約10万円。
日本語しか話せない人ができる仕事の給与は激安
中華料理屋の料理人は20万円なので、タイでずっと暮らすことにしたとしても、それなりの生活水準で生きていけそうですが、
6万円とか10万円で生活するには、かなり切り詰めないといけない水準です。
そこまでしてタイで生活したいのか、というくらいです。
今は日本語しか話せないがタイ語か英語を勉強して仕事内容も給与もアップさせたい、という人は、とりあえず安い給与でもビザが支給される会社に就職する手もあり
タイであっても6万円とか10万円では
ずっと生活していくのは厳しい、という現実ではあるけども
そこから脱却して、もっとレベルの高い仕事、高い給与を得ることは、言語力次第で十分可能。
タイが好き、タイで暮らしたい、でもタイ語を日本で勉強するには、学校は遠いとか、お金がかかりすぎるとかの障害がある場合、
とりあえず、給与が安くても労働ビザが発給されて、貯金をいくらか切り崩しながらでも生活できるくらいであれば、タイに移住してしまってから、タイ語学校に通って勉強してキャリアアップのチャンスをうかがうという方法もおすすめです。
リクルートグループの RGF International Recruitment
転職求人サイトNo.1のリクナビNEXT
を運営するリクルート。
転職エージェントとしてもNo.1で
サービス名はリクルートエージェント。
リクルートグループのRGF。
Recruit Global Family.
リクルートは日本で最大の人材総合サービス企業であるだけではなく
海外にも積極展開していて、海外での人材ビジネスブランドがRGF。
RGFの人材紹介事業中核企業がRGF HR Agent。
タイ、中国、ベトナム、インドネシア、香港、インド、シンガポールで事業を展開。
RGF HR Agentは今のところフィリピンやマレーシアでは事業展開をしていないようです。
RGF HR Agent グループのタイ現地法人 RGF HR Agent Recruitment(Thailand)Co., Ltd.
RGFのタイ求人を扱うのはRGF HR Agent グループのタイ現地法人 RGF HR Agent Recruitment(Thailand)Co., Ltd.。
日本人向けの日本語サイトで求人を検索すると約150件。
職種別求人件数で最多は営業の約50件。
Englishサイトは全く別に作り込まれたサイト
やはり英語サイトで日本人に限定せずに現地の人やタイで働きたい他の国の人を対象としている求人の方が圧倒的に多い。
sales 営業 の求人だけでも約200件。
日本語サイトは日本人を対象にしていると思われるが、日本語しか話せない人を対象とした求人はあるのか、検証してみる。
RGF HR Agent タイ には、日本語しか話せない人を採用対象にした求人はあるのか?
結果は1件。
やはりコールセンターの求人で、日本からのコールを受ける仕事。
つまり、日本にいる日本人でもできる仕事だけど
運営費の安い海外に出先をつくて、そこで日本人を現地採用すれば
日本よりもかなり安い給与でも働いてくれるから、わざわざ日本からのコールを受けるコールセンターをアジアにつくったという会社の求人。
給与は3万5千バーツ。約12万円。
それ以外は全て英語は日常会話程度は必要。
タイ人とコミュニケーションできる程度のタイ語力を必要とする求人もある。
タイでの現地採用求人は、なぜ英語力が必須なのか?
それはタイの労働法による。
外国資本の会社がタイで現地法人を設立する場合、
必ずタイ人を採用しなければならず、その人数は外国人1名が働くのであればタイ人6人を採用しなければならない。
つまり、タイ現地法人の会社には日本人の6倍のタイ人を採用しなければならない。
ということは日常的にタイ人、主に部下となるタイ人のマネジメントをタイ語か共通語として英語でしないといけない。
そして、資本も51%以上はタイの法人に持たせないといけない。
日本語しか話せない人は、転職エージェントを利用してタイで仕事を見つけるのはほぼ不可能。ではどうすれば日本語の仕事が見つかるか?
まったく日本語だけで、日本人だけで仕事が完結する、という会社の仕事は、コールセンターの一部くらいである。
もちろんこれは、大手転職エージェントが扱う求人案件での話であって、
タイ現地の日本人経営のレストランで日本人店長募集などという求人の場合、
タイ人スタッフに日本語ができる人材を採用して、日本人がタイ語や英語を話さないでも店が運営できるという求人も見つかるかもしれない。
転職エージェントに依頼をするような会社は、
タイ現地で採用する人材もかなり優秀な人材。
英語は一般的な日本のビジネスマンよりも堪能な人が多い。
日系企業で働くタイ人は、
タイ人同士ではタイ語でコミュニケーションをとるが、日本人社員とのコミュニケーションは英語。
英語を話せる上、日本語まで話せる人はそうそういない。
だから日本人でタイ現地で就職したい人は、
クライアントに英語で営業をかけられるだけの英語力は必要とされないとしても、
社内のタイ人スタッフとのコミュニケーションができる程度の日常会話程度の英会話力が必要となる。
そして、転職エージェントに依頼をするような会社ではない上、タイ人スタッフに日本語力を求める会社であれば日本語しか話せない日本人でも見つかる仕事があるかもしれない、という程度の可能性しかない。
現地採用社員の待遇とは?
日系企業の海外現地法人には、日本の本社からの出向や転籍によって、会社命令で転居して働く日本人と、現地に住んでいる、あるいは住みたいという人を採用する現地採用社員の日本人がいて、その待遇はかなり違う。
もちろん日本本社所属の海外赴任人材の方が、かなりの好待遇で、日本で働くよりも海外勤務手当が厚く支給されたり、
住宅もかなり豪華な住宅に全額会社負担で住んでいるケースが多い。
安全面を考慮して高級住宅地であったり、
セキュリティガードが常駐していたり、
家族の安全や日常生活のサポートも考慮してお手伝いさんを雇ってくれたり。
そんな日系企業が海外に進出するのは、そもそも土地や人件費が安いからであって、
そこに都合よく現地の人材よりは高くとも、日本から転勤させる人材よりは大幅に安い賃金でも働きたいという日本人が運よく採用できれ幸い、という採用。
だから、コールセンター求人のように月額6万円、10万円、といった金額での雇用マーケットが存在する。
しかし、
現地採用の給与水準で長い間日本人が働いていく、生活していくのは、厳しい。
タイや東南アジアで転職・就職を成功させるには?
月額20万円とか30万円あれば、タイでそれなりの生活水準で生きていけるが、
厳しいのは精神的な面が大きい。
入社した最初の頃は、その金額に満足したものの
同じ仕事をしているような日本からの赴任者が自分の数倍の給与をもらっている事実に納得がいかなくなってしまう。
自分よりも仕事ができないのに、などと思ってしまうと、
尚更いらだつ。
日本で日本の会社で働いていても、そんなことを感じることがないわけではないが、
タイやアジア諸国での赴任者と現地採用社員の待遇格差はかない大きい。
リクルートだろうが、ネオキャリアであろうが、
現地採用の求人であれば日本の本社からの赴任者との給与格差はかなりの大きな金額なので、その辺の待遇格差をしっかりと飲み込んでおかないと、タイやアジア各国で転職活動を成功させることは難しいかもしれない。